ゴースト もういちど抱きしめたい

大きな会社を経営する星野七海は、パーティで珍しく飲みすぎてしまった。帰り道の公園で青年と出会い、彼の車の中で眠りこんでしまう。翌朝、知らない家で目が覚めた七海は、服を着ていない自分の姿に動揺して、その場を立ち去るのだった。出社した七海は落ち込み、あの家を再び訪ねる。古い一軒屋で暮らす青年はキム･ジュノ。陶芸家志望で、韓国から来日して1年になるという。すぐに二人は惹かれあい、ジュノは七海にプロポーズ。神父も列席者もいない古びたチャペルで永遠の愛を誓い合った。出会いから1年後の七海の誕生日。ジュノの待つ家への帰り道、突然バイクに乗った男が、彼女のバッグを後ろから強奪。その勢いで倒れた七海は頭を打ち、命を落としてしまう。悲しむジュノの姿を見て、七海はゴーストとして彼のそばにとどまることを決めるのだった。